道内事業所の労基法違反高水準 労働者被害増加!

北海道労働局は11月18日、2021(令和3)年に道内17労働基準監督署・支署が実施した定期監督等に係る監督指導の結果をまとめ公表しました。「定期監督等に係る監督指導」は、労働基準監督官が行う計画的な事業場立入調査等による是正・改善指導のことです。実施事業場 6,333 件のうち 4,078 件(64.4%)に労働基準関係法令違反が認められています。詳細は以下の通りです。

北海道労働局が11月18日に公表した2021年の監督指導の取りまとめとりまとめ

主な違反事項別の違反事業場数等は、労働災害の防止等に係る安全基準に関するものが 1,350 件(21.3%)、現在、重点的に取り組んでいる長時間労働の抑制等に関連する労働時間に関するものが 1,123 件(17.7%)と多く、次いで割増賃金に関するものが 856 件(13.5%)、健康診断の結果、異常所見が見られた方の健康を保持するための措置についての医師の意見聴取に関するものが 539 件(8.5%)、労働条件の明示に関するものが 415 件(6.6%)となっています。また、労働時間の把握に関するものが 323 件(5.1%)となっていて、2019(平成 31) 年4月1日の労働時間管理の法改正への不十分な対応が目立ちます。

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