8月30日、労働政策研究・研修機構(JILPT)はメールマガジン労働情報第1990号を配信し、厚労省が8月29日に公表した2023年「労働争議統計調査」の結果を紹介しました。以下の通りです。
●労働争議の「総争議件数」292件、前年より増加/厚労省調査 厚生労働省は29日、2023年「労働争議統計調査」の結果を公表した。ストライキや ロックアウトなど争議行為を伴う争議は75件(前年65件)、争議行為を伴わない争議 は217件(同205件)。両者を合わせた「総争議」は292件(同270件)で前年 に比べ増加。「総争議」件数は長期的には減少傾向で推移してきたが、2019年以降は 横這い圏内で推移している。主な要求事項(複数回答)は「賃金」が157件(53.8 %)で最多。次いで「経営・雇用・人事」118件、「組合保障及び労働協約」88件な ど。「争議行為を伴う争議」について、産業別では「医療、福祉」28件、「情報通信業」 14件、「運輸業、郵便業」10件の順に多い。 厚労省資料「令和5年労働争議統計調査の概況」 8月29日厚労省プレスリリース「令和5年「労働争議統計調査」の結果を公表します」 厚労省資料「令和5年労働争議統計調査の概況」