下町ユニオン等4つの労働団体で構成する「最低賃金大幅引き上げキャンペーン委員会」は3月18日に最低賃金引き上げを求める要請書を厚労省武見敬三大臣宛に提出しました。要請書では全国一律1500円以上の最低賃金実現にかかわる4項目が提示され、参加者より詳細な説明がなされました。4項目は以下の通りです。
1.物価上昇を上回る地域別最低賃金の引き上げを行うこと。 2.新たな最低賃金引上げ目標を早急に決めること。 3.最低賃金審議会の審議を低賃金労働者の意向を反映できるものにすること。 4.最低賃金審議会の労働者委員に低賃金労働者の代表を入れること。
提出時、厚労省側交渉員との意見交換の中では更に詳細資料が「最低賃金大幅引き上げキャンペーン委員会」より提示され、地方審議会の状況や議事録の取り扱い等について質問がだされ、厚労省が答弁に窮する場面もありました。6月以降に開催される中央・地方の審議会で今回の要請内容が反映される答弁があるか否か、しつかりと見守りましょう。