厚生労働省は6月26日、仕事が原因のうつ病等精神疾患について2019年度の労災申請件数等を公表しました。申請件数を2060件(前年度比240件増)、労災認定件数は509件とし1983年度の統計開始以降最高としました。働き方改革のなかで長時間労働抑制とゆとり豊かさを強調してきたものの結果は病人と低賃金労働者が増え少子高齢化に歯止めがかけられない状況です。新自由主義に基づく経済政策の失敗・ツケの清算は容易ではない証です。今後、労働者の命と生活を守るために労災防止活動が必要ですが、何より人手が必要です。ILO第81号条約に基づいた労働行政職員の増、精神疾患防止に特化した労災防止指導員の配置が必要です。ギグワーカーやフリーランスへの労災適用検討も始まります。労働行政職員の確保は急務です。
6月27日朝刊に掲載された2019年度の精神疾患による労災状況記事のPDF版です。
連合石狩地協は7月11日(土)に恵庭地区で労働相談電話を開設します。札幌地区ユニオンスタッフが相談員として応援参加します。みなさんのお電話お待ちしています。
7月11日(土)恵庭地区 0123‐33‐7971 10時~17時