憲法9条を守る!平和を守る!憲法改悪はさせない!
ワーケーションという造語がいつ頃出来たのかよく知らないし、調べようとも思いません。ただ、政府が「休暇を取りながら働く、ワーケーション」促進を呼びかけたことから、北海道も結構熱を入れて取り組み、オーダーメイド対応の「北海道型ワーケーション」を発信しています(ポータルサイトもある)。北海道の大自然の中で休暇を楽しみ、合間に仕事するが売りです。「休暇中の仕事」なので売り込み先は当然企業・事業体であり「社員・労働者」へのアピールは二の次に映ります。何か中途半端だ。会社から「1か月の休暇を付与するので北海道でこのプロジェクトを仕上げてこい」と言われ喜んで来道する社員っているのだろうか。「北海道型ワーケーション」には、政府の旗振りを機に過疎地に人を寄せて振興事業を立ち上げれば企業誘致に繋がり、国からは助成があるかもしれないという「姑息さ」が見えて「ダサイ」。休暇と仕事を一緒に行使しようというのは無理がある。長く、労使間の協議案件に立ち会ってきた身には、本当に労働者の健康を考えるのであれば、休暇や行楽の機会を増やすべき、と考えるのが常識だと思う。そして、その行楽の際は是非、当地域へどうぞ、利便性を考えたプランがあります、というのが「公正」な事業と思う。「週休3日制」の議論・導入がでています。年間公休を150日強にすると半年間会社から離れることになります。ストレスは半減以上になるのではないでしょうか。行楽の機会が増えれば家庭生活にも良い筈。問題は「賃金」。生産性が上がるので問題ないという声もあります。イギリスでは給与据え置きの週休3日制を試験導入する企業が多いと報道されています。70社・3300人以上の労働者がこの実証試験に6カ月間参加しているとのこと(6/19 日経朝刊)。仕事と休暇、生産性と労働者福利を真正面から考えれば「週休3日制」の導入を検討すべきでしょう。こっちの方が「イケ」てます。