北海道地方最低賃金審議会は7月30日、午前の第2回本審に続き、13時30分より第1回専門部会を開催しました。今回は中央目安が未決協議中のため、日程確認と関係労働者(参考人)の意見聴取が開催され、参考人には札幌パートユニオン組合員が登壇しました。同参考人は自社の賃上げ状況や同僚等の生活状況を述べ、賃上げを上回る景気悪化が生活に大きなマイナスになっているとしました。また、普段の生活で企業格差、地域格差及び生活力格差の拡大を痛感する、そして、一人で生き抜くことに限界がある層の固定化が感じられるとし、最低賃金は生き抜くための「底上げ」の役割が期待できるとしました。また、最低賃金の議論が確実に生活改善のための政策判断を導くことを期待する、としました。参考人の熱弁に感謝します。当日、午後には連合北海道による昼休み集会が開催され、これまでの経過等が説明され、生活可能な最低賃金実現を宣言しました。札幌地区ユニオンからは10名の組合員が参加しました。
