高レベル放射性廃棄物の最終処分場選定に向けた文献調査に寿都町が応募を検討していることが判明してから1年がたちます。過疎化と財政難を回避するための「うちでの小槌」のような理屈をつけ、「まずは話しを聞くだけだから」という姑息な言い寄り方が今も続いています。地元の経済活性への突破口として「応募検討」を請願する商工団体も出ています。原発ができて経済活性・生活人口増となった地域がありますか。むしろ、原発のために破壊されてきた「風光明媚な自然」は多いのではないでしょうか。「緑」が減って「コンクリート」が増える、こんなことで金をもらう地域に住みたいという人がいますでしょうか。北海道平和運動フォーラムは、高レベル放射性廃棄物最終処分場問題を北海道全体・日本全体の問題にしていくため、8月12日の北海道新聞に意見広告を掲載し、以下の声明を発出しました。是非ご覧下さい。
北海道を核のゴミ捨て場にさせない北海道平和運動フォーラム声明
2021年8月12日 北海道新聞朝刊に掲載された北海道平和運動フォーラムの意見広告のPDFです
皆が嫌がる原発・核施設のためにお金を消費するのではなく、「 脱原発・廃炉」のための予算化を進めた方が、地元も含め国民全てが喜びます。早急にご検討ください。
【札幌地区ユニオン第2回組織研修会のお知らせ】
9月18日(土)15時~、札幌地区ユニオンの特別研修会第2回を開催します。内容は、労災認定基準見直しと労働者保護の可能性です。7月7日に厚労省の「脳・心臓疾患の労災認定の基準に関する専門検討会」が打ち出した脳・心臓疾患の労災認定基準を改正する旨の報告書ですが、これが緩和なのか煩雑なのか、それとも無益なのかを検証したいと思います。一部報道では同認定基準に負荷要因として休日のない連続勤務や重篤な心不全等を追加したことを以って緩和としています。そうでしょうか。勉強しましょう。札幌パートユニオンの定例学習会・第2回とのジョイント開催です。講師は弁護士さんへ依頼中です。