11月12日、官邸内で石破首相招集による規制改革推進会議が開催されました。規制・制度改革の今後の検討課題(案)が示され「賃上げと投資が牽引する成長型経済」実現のための4つの重点政策が確認されました。その中の総合経済対策では最低賃金平均1500円への手法見直し検討が確認されました。詳細は11月12日配信ヤフーニュース(KYODO配信)を参照して下さい。
政府目標の1500円は加重平均計算です。2024年度の地域最低賃金は加重平均で1055円です。最高は東京の1,163円、最低は952円(岩手県・高知県・熊本県・宮崎県・沖縄県)です。211円の格差があります。加重平均で計算するうちは労働者の首都圏集中は進みます。47(都道府県数)を分母とする単純平均で計算しなくては地域間格差・地方の人口流出は止まりません。2024年度の単純平均は998円です、この数字を1500円に引き上げて格差是正の第一歩です。