1989年元旦は失業中でした。5歳、4歳、2歳の子供に配偶者、家族5人で迎えた元旦の朝に駅の売店に新聞と求人誌を買いに行き、黙々と仕事探しをしていました。バブル入り口の頃で比較的大らかな求人状況でしたが、それでも30代中盤には厳しく交通費を節約しながら面接を繰り返していました。何とか仕事に就いたその夏あたりからはバブルの渦中でどのように働いてきたか明確な記憶はありません。とにかく忙しかった記憶はあります。労働時間に関する法制度の緩和があり、労働者派遣法の改定が実施されたのもこの頃でした。今思えばこの時以降、労働者の働き方に関するルールで、あぁ~良くなったなぁ~と思えるものはありません。労働組合に加入したのもこの頃です。労働組合では広範囲に意見を出す機会を得ました。逆に取り組み方を誤ると思いもよらない不利益を被ることも体験しました。それだけ反応があるということでしょう。今、労働組合が発言をすべき時だと強く感じます。自分たちの生み出した利益の配分にもう少し貪欲であっても良いと感じます。札幌地区ユニオンの組合員からの年賀のメールです。今日深夜に届きました。
私たち、札幌地区ユニオンは組合員との議論を大事にしています。今年は、少し議論の輪を広げていければいいなぁ~と感じました。今年1年、また頑張りましょう!