10月3日の日本経済新聞朝刊に「雇用調整 非正規で拡大 8月120万人減 飲食や製造きびしく」との記事が掲載されました。コミュニティ・ユニオン全国ネット有期雇用プロジェクトチーム通信ではこの背景事情を非正規労働者の視点で掘り下げています。以下のとおりです。
コミュニティ・ユニオン全国ネット有期雇用プロジェクトチーム通信 (CUNN有期雇用PT通信)257号 20201010 雇用調整非正規で拡大(日経10/3) 企業業績の悪化を受け、非正規労働者の雇用調整が本格化してきた。 総務省が発表した8月の労働力調査によると非正規の雇用者数は前年同月から120万 人減り、完全失業率は3.0%まで高まった。 サービス業のほか製造業でも就業者の減少が目立つ。 正規の雇用者数はITや介護など人手不足の業界を中心に一定程度増やす傾向が続いて いるが、非正規は6ヶ月連続で減少が続く。 飲食や宿泊業はパートやアルバイトの比率が高く従業員の減少が加速。 自動車は生産が回復し大手は期間従業員の新規採用を再開しているが、下請の中小は 厳しい。 ある部品メーカーは、退職しても新規採用せず工程の見直しで対応する。 都内の金型メーカーの経営者は年末にかけて廃業はもっと増えると予想する。 「雇用調整」などという言葉でごまかされてはいけない。 要するに解雇だ。 みんながみんなIT技術者になれるはずがない。 介護だって同じで、さらにはパワハラを含めたひどい労働条件が横行している。 まさに労働組合、ユニオンの出番だ。 〈K〉 …………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………… コミュニティ・ユニオン全国ネットワーク 事務局 (発行責任者:岡本) 〒136-0071江東区亀戸7-8-9松甚ビル2F下町ユニオン内 TEL:03-3638-3369 FAX:03-5626-2423 https://cunn.online E-mail:shtmch@ybb.ne.jp ……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………