今日10月12日は浅沼稲次郎前社会党書記長が当時17歳の少年に刺殺され非業の死を遂げた日です。1960(昭和35)年の出来事です。当日は間近に解散・総選挙を控えており、日比谷公会堂でNHK等が主催する社会党を含む3党の党首立会演説会の最中でした。自民党政権批判の演説中の凶行でほぼ即死とされ、犯人の17歳少年は獄中で自死に至りました。自分たちの主張に合わないもの、批判には命を賭しても存在すら認めないという考え方は民主主義の否定です。昨今の官邸に、この考え方の影を感じる行動が続いている気がします。安全保障関連法、森友疑惑、検察官定年延長そしてヤジ排除。異を唱える人・唱えるための資料をなくし、異を制御する環境に尽くすという姿勢には必ず被害者が生まれます。ユニオンや中小労働組合の仲間には既に犠牲者が出ています。増えていきそうな気配もあります。労働者・労働組合が虐げられる世間は「普通」ではありません。「普通」の世間を守り、「異常」を改善するために頑張りましょう。