今日の帰路、子ぎつねに遭遇しました。住宅街の横断歩道の真ん中に座っていました。ゆっくり近づいて停車しクラクションを鳴らす前に、やや太い尻尾を水平にし、当方を一瞥して川土手の方に走っていきました。親が待つ棲家があるのでしょう。夕方の薄暗い時刻、人間なら注意の一つもしたかなと思いつつ、無事帰宅し、家の窓から雪山を見ました。思えば、30年以上この土地に暮らし自然の小動物を間近にゆっくりと見て、一瞬でも向こうから目を合わせられてすれ違うのは初めてです。あの子ぎつねの家族・一族はずっと前からこの地に暮らしていて、臭いガスを巻き散らして走る鉄の塊を迷惑・危険と感じているに違いないと思いました。自然の中で長く暮らしていくには、自然に邪魔にならない節度を覚える知恵が必要なんだろうと感じます。子ぎつねの視線はそんな注意を発信していたのだと思い何故か少し反省モードに入りました。