最低賃金の議論が始まります。昨年の日程では6月26日に中央最賃審に「目安」の諮問、その後、専門委議論を経て、7月22日に答申・「目安無」でした。北海道最賃審では6月3日の第1回審議会で日程を確認し、8月11日の第4回審議会で「0円」答申が出され決着しました。その間、札幌地区ユニオンが参加した地域運動は、労働局・北海道地方最低賃金審議会へのFAX要請行動、8・4北海道労働局前集会及びCUNN署名(6月8日提出→6月22日厚労省要請行動時提出)でした。今年の中央最賃審は6月22日に第1回審議会が開催されます。今年の取り組みは何とか達成感のあるものにしたいと考えています。今、地域最低賃金は賃金引き上げを抑える方便になりつつあります。企業存続に偏った主張が強いためです。ただ、この方便に苦しむ事業者も出ています。運送事業者には荷主が国交省の標準運賃を守れば、何とかドライバーの賃金も改善できるところもあります。しかし、今の商慣習・力関係では標準運賃を守る荷主は稀であり、しわ寄せはドライバーの低賃金・人手不足として出ています。コロナ禍ではより一層その傾向が強くなっています。今日、6月17日の日本経済新聞朝刊にも運賃下落と運転手不足を報じる記事が掲載されました。法定時間勤務すれば生活できる最低賃金確立が必要です。全国一斉に、どのようなスタイルでも良いので声を出していきましょう。
第37期 札幌パートユニオン組合員 定例学習会 第1回 「最低賃金引き上げを考えよう」 日 時 2021年7月10日(土)15時~ 内 容 基調講演 CUNN(コミュニティ・ユニオン全国ネットワーク) の最低賃金引き上げの取り組み CUNN(コミュニティ・ユニオン全国ネットワーク) 事務局長 岡 本 哲 文 様 (質 疑) ま と め 参 加 事前申込制とします。7月5日(月)までにお申し込み下さい。 報告先 札幌パートユニオン事務局長 山本 功まで TEL011-210-1200 FAX011-206―4400