2月21日、労働政策研究・研修機構(JILPT)はメールマガジン労働情報第1941号を配信し、厚労省が2月19日に公表した2023年の労働災害発生状況(2月速報値)を紹介しました。以下の通りです。
●労災の死亡者数15.6%増、休業4日以上死傷者数3.8%増/厚労省 厚生労働省は19日、2023年の労働災害発生状況(2月速報値)を公表した。死亡災 害は、死亡者数が37人で15.6%増加。 業種別では、建設業50.0%増、製造業10.0%増、陸上貨物運送事業33.3%減 など。 休業4日以上の死傷者数は、4,049人で3.8%増加。業種別では、陸上貨物運送事 業7.1%増、第三次産業5.5%増、製造業0.7%増、建設業4.9%減(増減率は 前年同期比)。 公表数値は、新型コロナウイルス感染症のり患による労働災害を除いた もの。 令和6年2月速報値における労働災害発生状況について
人手不足対策必要の声が大きくなっていた時期の調査結果なのでしょう。低賃金・長時間労働の職場に事故が多く、退職者が増え更に職場の過重労働度合が酷くなるという負の連鎖でしょうか。少数精鋭を目指したの職場の末路の感が強いです。週40時間労働の環境厳守で適正人員を確保。労災防止はこれに尽きます。