相談現場から-28 不安!労働条件通知書の電子化対応(メール等)解禁 労働相談では増えている雇用契約・就業規則のルール違反!

さっぽろ労働相談センターは本日2018年12月度の相談状況概況を公表しました。間もなく連合北海道札幌地区連合会のホームページにアップされます(リンク先から覗いてください)。その中で2018年の年間(1月から12月)相談概況も公表されました。2018年の相談者数は847人、相談件数は1,253件でした。相談者一人に付き1.5件の相談を寄せたということになります。正社員比率が年々増加しており5割を超える状況です。中でも男性正社員の比率が全体の4割弱と群を抜いています。相談内容では就業規則・雇用契約に関する不利益変更・一方的変更強要に関するものが増え、違法内容も多く含まれています。人手不足とは言いながらも、受注確保のための経費削減のしわ寄せが労働者の「被害」となっています。労務管理は二の次・脱法行為もおかまいなし、といった状況です。このような中今年4月から労働条件通知書の電子化対応が解禁となります。これまで、支店・支社に管理監督者を配置せず、本社・本部からの電子通達のみで労務を管理し、様々なトラブル被害が生じ、相談として寄せられています。連合北海道札幌地区連合会では、労働行政への要請行動の中で、この実態を報告し、労務管理の適正化と厳格化を企業に徹底するように求めてきました。今回の労働条件通知書の電子化解禁は私たちの不安を更に大きくするものです。どんな些細なことでも、記録し、労働相談事例として労働行政に報告しましょう!当、札幌地区ユニオンに相談として寄せていただいても結構です。

労働相談電話を活用しよう!

札幌パートユニオン 011-210-1200

札幌地区ユニオン  011-210-4195