検察取り調べの「強引」には悪びれがない

23日の北海道新聞夕刊に発生から10年を経た大阪地検証拠改ざん事件が特集されていました。事件の被害者は当時の厚生労働省事務次官村木厚子さんです。検察の取り調べに随分苦労した様子が語られています。検察の取り調べの強引さは全く「悪びれ」がありません。おおよそ10年ほど前、我が組合員も検察の取り調べ対象となり、一日8時間の取り調べを1週間ほど受けました。検察の前に警察の任意事情聴取をやはり1週間程度うけました。辛かったと言っています。検察は所謂「落とし」に来ているので、冒頭「事件の核心はアンタだ!」と吠え、検察のストーリーへの同意を息つく暇もなく求めてきたそうです。昼食も検事の机の前で摂ることとされ、トイレには監視付きとのことです。犯人扱いには相当気持ちがヘコムとのこと。当人の、全く関与なし・無実の主張は「嘘」と一蹴され、検察スートリーを聞かされ同意を求められる、この繰り返しだったとのこと。これをどうやって持ちこたえたかは「秘密」だよ、と言って教えてくれませんでした。検察の取り調べの自信に溢れた「強引」さの根拠は何なのでしょうか。村木さんの奮闘を契機に検察の取り調べの「可視化」が進んでいる様子です。でも、村木さんの件もそうですが、検察の取り調べを受けた人の屈辱・恐怖・疎外感は無実となったからといって消えるものではないです。皆で知恵を出して、この「強引」から身を守りましよう。

2020年9月13日北海道新聞夕刊に掲載された「大阪地検証拠改ざん10年」の記事

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