「弱り目に祟り目」みたいな事が起きていませんか。あまり説明しない政府が、短い時間とはいえ力説していた「働き方改革」の目玉は労働力の確保です。定年を延長しつつ、いでも好きな時間帯で快適な場所を職場とする、最低賃金を引き上げ非正規労働者のセーフティネットを万全とし、近い将来には「非正規」という言葉なくす等、堂々と張り上げていました。そしてコロナ禍、どうでしょうか。非正規労働者にセーフティネットは届かず、隠されていた雇用保険未加入者は続々と明らかになり、休業手当はおろか休業支援金にも手が届かない被害者が続出です。是正すべきとしていた長時間労働も、利益の前には捨てがたく、裁量労働制は「働きやすさ」と「達成感」を口実に見直し議論に入っています。とどめは定年制に対する事業者のホンネではないでしょうか。45歳程度で「卒社」してもらわないと、会社は「辛いんだ」と堂々と言われると、国会のあの議論は何だったのか、と言いたくなります。働きたくても働けない、感染恐怖症と医薬欠乏不安症に悩まされる弱り目状態に労働環境悪化の「ちゃぶ台返し」は「祟り目」以外の何物でもありません。9月23日の日本経済新聞、9月24日の読売新聞、9月25日の朝日新聞の朝刊に関連記事が掲載されています。
採用担当者の皆さん、面接のときに、その内容を「我が社の労働環境」として説明できますか。
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