先の連合会長選挙への立候補を見送った全国ユニオン・東京管理職ユニオンの鈴木委員長が11月の組織内大会の運動方針で第47回衆院選の野党共闘に苦言を呈する連合発言を一喝しています。CUNNメール通信2407号で連合通信隔日版の報道内容を配信しています。
◎ CUNNメール通信 ◎ N0.2047 2021年11月25日
1.(情報)野党共闘否定の言動に苦言/東京管理職ユニオン/
「新自由主義との決別こそ」
211125連合通信隔日版
全国ユニオン(連合加盟)の鈴木剛会長が委員長を務める東京管理職
ユニオンが、11月21日の大会で確認した運動方針で、総選挙後の連合執
行部の言動に苦言を呈している。
労働組合と敵対する日本維新の会との提携に流されるのではなく、新
自由主義路線と決別するよう求めている。方針は、総選挙後に「日本維
新の会」の議席が3倍に増加する新たな事態となる中、連合の芳野友子
会長が野党共闘を批判する言動を繰り返している点を問題視。
「国民民主党は野党共闘を批判し、労働組合に否定的な日本維新の会
との提携を強め、連合に対する介入を強めている」と警告している。
日本維新の会は、解雇の金銭解決制の推進など労働規制緩和を主張し
ており、連合の雇用・労働政策と真っ向から対立する。
大阪では同会出身の首長が、公務労組に対する不当労働行為で相次い
で断罪された。その維新との提携を進める国民民主の関係者が、立憲民
主支持の連合加盟産別に対し、提携を承諾するよう説得する意向を示し
ていたと報じられている。
こうした動きは「自律的な労働運動への政党による介入」と同ユニオン
は指摘する。そのうえで、方針は「現行の小選挙区制では、野党共闘以外
は戦術的にあり得ない。連合を含め、労働組合がめざす社会は新自由主義
社会からの決別であり、社会民主主義的で連帯的な社会である。
野党共闘の否定や右傾化を許してはならない」と述べている。
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国民民主の集票状況・選挙区ごとの優劣を見れば一目瞭然。野党共闘に参加しなかった国民民主の行動は自公にはサンキュー以外のなにものでもなかった筈です。これを取り戻すには大変なパワーが必要です、ということでしょう。