北海学園大学経済学部川村雅則教授からの配信です。国立大学で起きている無期雇用転換逃れの実態が当該労組から報告されています。
雇用安定(無期雇用転換)制度のない非正規公務員に対して一歩進む民間非正規ですが、 制度逃れが定着した感があります。 そして、制度逃れが顕著にみられるのが大学業界です。 下記は東北大学教職員組合からの報告です。 片山知史「東北大学・理化学研究所等における新たな大量雇い止め」 https://roudou-navi.org/2022/04/15/20220415_katayamasatoshi/ お読みいただき、広めていただけると幸いです。 川村雅則 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 〒062-8605 札幌市豊平区旭町4-1-40 北海学園大学経済学部 ℡:011-841-1161(内線2744) fax:011-824-7729(※「経済・川村 宛」) e-mail:masanori@econ.hokkai-s-u.ac.jp http://www.econ.hokkai-s-u.ac.jp/~masanori/index http://roudou-navi.org/ ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2013年の労働契約法改正以来、常に労働相談として寄せられている課題です。2018年・2019年はこの手の問題が増えるかなと思ったのですが、予想外に急増しませんでした。理由は、無期雇用に転換しても労働条件が変化しない「ダダ無期」や、むしろ定年年齢だけは正規社員と合わせるという無期雇用の定年という変な状況が生まれるためです。何のための無期雇用転換なのか、「高望みをするな」という恫喝的現実があります。