9月28日労働政策研究・研修機構(JILPT)は メールマガジン労働情報第第1809号を配信し、労働政策審議会自動車運転者労働時間等専門委員会が9月27日に公表した「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準の在り方について(報告)」を資料と共に紹介しました。内容は以下のとおりです。連合政策要求で指摘していたトラック運転者の勤務間インターバル時間も改善事項として報告されています。
●自動車運転者の労働時間等の改善基準の在り方について報告/ 労政審専門委員会 労働政策審議会の自動車運転者労働時間等専門委員会は27日、トラック運転者の 労働時間等の改善基準の見直しに関する8日の作業部会の報告を受け、ハイヤー・ タクシー、バスの部会報告とあわせて「自動車運転者の労働時間等の改善のための 基準の在り方について(報告)」を公表した。トラック運転者については、拘束時間 (労働時間と休憩時間)が1年原則3,300時間(現行から216時間減)、1か月 原則284時間(同9時間減)、勤務間休息時間(インターバル時間)は継続11時間 を与えるよう努めることを基本として9時間以上(同8時間以上)等としている。 9月27日公表 労働政策審議会 自動車運転者労働時間専門委員会 「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準の在り方について(報告)」 自動車運転者の労働時間等の改善のための基準の在り方について(報告) 改善基準告示の見直しについて(トラック) 改善基準告示の見直しについて(ハイヤー・タクシー) 改善基準告示の見直しについて(バス)
後段の資料にあるように自動車運転者の労働条件改善に欠かせないのは「給与改善」です。「給与」が改善されない限り運転手も確保できず労働時間短縮も実現できないというのが労働相談を受けていて痛感することです。請負・発注金額に労働者への十分な報酬が確保されているかどうかを可視化できるシステムがあればといつも思います。