4月12日、労働政策研究・研修機構(JILPT)は メールマガジン労働情報第1859号を配信し、4月6日開催された第65回中央最低賃金審議の内容を公表しました。目安のランクを現行の4区分から3区分とする等が議論され了承されました。以下の通りです。
●最低賃金の目安ランクを3区分に再編することを決定/中央最賃審 厚生労働省の中央最低賃金審議会は6日、最低賃金改定の目安のランクを3区分へ 再編する「目安制度の在り方に関する全員協議会報告」を了承した。中央最賃審が 地方最賃審に提示する目安のランクは、地域間格差の拡大抑制、適用労働者数の偏り の是正を図る等の観点から、4区分を3区分に再編する。新Aランクの6都府県 (東京、大阪等)は従来と変わらないが、新Bランクは、現Bの11県に、現Cの 14道県(北海道、宮城等)、現Dの3県(福島、島根、愛媛)を加えた28道県 とし、新Cランクは現Dのうちの青森、岩手、鹿児島、沖縄等13県とする。 4月6日 第65回中央最低賃金審議会 議事と 資料 中央最低賃金審議会目安制度の在り方に関する全員協議会報告 別紙3 各都道府県に適用される目安のランク
報告の「議事の公開」のまとめでは、[公労使三者が集まって議論を行う部分」は公開を適当とするものの、中央審議会・地方審議会・各専門委員会の全てを対象とするのかは明らかにされていません。また、各審議会への当事者意見の取り入れ方・委員選任の在り方も全く議論されていません。最賃当事者の生活改善は地方労働局・厚生労働省への同一行動・同一要請を暫くの間継続していくことが必要とす感じます。頑張りましょう!