5月27日厚生労働省は2023(令和5)年の労働災害発生状況を発表しました。新型コロナウイルス感染症り患関連を除いた労働災害による死亡者数は過去最少(755人 前年比19人減)となったものの、休業4日以上の死傷者数は3年連続で増加(135,371人 前年比3,016人増)したとしました。この度の発表では高齢者・60歳以上の労災死傷者が前年比で1714人増え、3万9702人に達したことが注目されます。8年連続の増加で、60歳以上の労働力が増えていく中では、新たな社会不安でないでしょうか。
高齢者・シニア労働者の労災はNHKのクローズアップ現代で取り上げられました。「埋もれる労災 働き続けるシニア世代に何が?」という表題で、 「荷物の仕分け作業で手首に激痛」「深夜の工場内で倒れて救急搬送」等の事例を紹介していました。労災事故で60歳以上が占める割合は年々増え続け、3割に達するとのことです。高齢者の多い当ユニオンです。防止啓発もかねて学習会を検討しましょうか?