札幌地区ユニオンは8月18日15時から「サッポロさとらんど」で第1回組織研修会を開催し新規結成組合等6組合17名が参加しました。この研修会は、3月から法人との交渉を継続しているユニオン11の支援策勉強会を目的としてたもので争議行為の種類・対応も含めて議論を交わしました。第1講では、札幌パートユニオン新野会長が「ストライキ概論」と題して講義し、ストライキの意味、目的とするところ、手続き、覚悟及び団体交渉の有り様等について熱弁をふるいました。
札幌パートユニオン新野会長のストライキ概論に熱心に耳を傾ける組合員
第2講は、札幌地区ユニオン山本書記長がユニオン11の結成から今日までの経過を説明しました。組合結成の動機はキャディーさんの人間としての尊厳を取り戻すこと唯一つであり、具体的には、公正な労災適用、キャディ蔑視の撤廃、就業規則の開示及び賃金改善等を求めているとしました。これまで、少しずつ前進していて就業規則の開示や労災申請適用の円滑化は実現しています。だだ、賃金改善は頑として拒否しており、交渉外で一部キャディーの賃金改善を実施したり、派遣労働者を組合要求通りの賃金で募集する等の不当労を駆使して組合に対峙しています。これらの状況の補足説明をユニオン11河部執行委員長から受けたのち、山本書記長はストライキも辞さないという強い決意が求めらるとし、6月29日に確立したスト権を背景にした行動を提起し、具体的内容はユニオン11の皆さんと協議の上進めていくとしました。札幌パートユニオンは、8月25日には市内中央区で定例街宣行動を予定しており、早ければ、この時にだ一段の行動が実施されます。
頑張れ! ユニオン11‼ 渾身の団結ガンバロー
研修会の後半にはセンチュリーロイヤルホテルで懇親会が開催され、前半の講義を補足する個別議論が各テーブルで展開されました。この中から、ベルックスユニオンの川村委員長が登壇し、現在の交渉状況について発言しました。川村委員長は現在、札幌市内のホテル施設管理業務に就いていますが、ホテル側より「障がい者が勤務していると業績が悪くなる」「アンタが障がい者だとわかっていれば、お願いするのではなかった」等の差別発言を受け、交渉中であるとしました。会場からは札幌地区ユニオンの組織を挙げての支援と全国のユニオンへの支援要請を検討しようとの声が挙がりました。またユニオン11は今日を機に、職場のキャディー組合員との協議と意思疎通を深め、会社との団体交渉を力強く進めていくとしました。本研修会は小林執行委員の団結ガンバローを全員で三唱し閉会しました。