7月22日、北海道最低賃金審議会は15時30分より第1回専門部会を公開で開催しました。最低賃金の金額審議に関する専門部会で、公労使各3名(総員9名)で開催されました。議題は参考人2名(労・使)からの意見陳述と今後の審議日程確認です。労働側参考人からは、現在の最低賃金で働く労働者・取り分け若者からは未来への期待が持てないとの声が強い、せめてマルチジョブの複数職場で計8時間働いたときには世帯維持可能な収入となるような最低賃金であるべき、社会問題の視点で議論すべき等の意見が述べられました。また、使用者側参考人からは、今の賃上げ政策は一企業で対応できるものではない、契約現場では発注側圧力に屈する又は応諾せざるを得ないケースも出てくる、価格転嫁等を口にした時点で他社へ契約移行するという事態もある、政策で扱い難い制度を薦められるよりは、国・官僚・議員の全員が価格転嫁は必要・契約単価引き上げは必要を言い続けて欲しい、経営者であればこそ人材確保には賃上げが必要と感ずるが、顧客対応と原資確保はまず必至である等の意見が述べられました。生活苦からの脱却、経営改善の何れにも今の最低賃金引上げは必要と感じます。これから、概ね8月5日午前迄の集中審議の中、北海道の企業・労働者の両方が「頷ける」「頑張ってみよう」と立ち上がれるような結果を期待します。中央答申の焼き直し、文脈入れ替えで濁すような結論そして全国平均を下回る結果に至らぬような奮闘が見たいです。日程調整では気合が入っていました、予定は以下の通りです。ここからの専門部会は残念ながら非公開です。
第2回本審 7月29日(月)13時30分~ 第一合同10階会議室 第2回専門部会7月30日(火)10時~(非公開) 第3回専門部会7月31日(水)10時~(非公開) 第4回専門部会8月 1日(木)10時~(非公開) 第5回専門部会8月 2日(金)13時~(非公開) 第6回専門部会8月 3日(土)13時~(非公開) 【第7回専門部会8月4日(日)予備日】 第7/8回専門部会8月5日(月)10時~(非公開) 第3回本審 8月5日(月)13時30分~ 第一合同2階講堂