厚生労働省は2020(令和2))年度の「過労死等の労災補償状況」を6月23日に公表しました(厚労省6月23日公表の「令和2年度「過労死等の労災補償状況」」)。2020(令和2)年度に過重労働や仕事のストレスで精神障害を発症し、労働災害に認定された人は過去最多の608人に達したとし、原因にはパワーハラスメントを第1位としました。厚労省ではコロナ禍により長労働時間被害が減少したことや昨年の精神障害労災認定基準見直しで「パワハラ」が要因として明記されたことによるのではないかとしています。2021年6月24日の朝日新聞と読売新聞朝刊に関連記事が掲載されています。
労働相談現場で受けるパワハラ被害は、傷害事件相当の内容もが大半です。それでも長労働時間とのセットでなければ労災認定は困難とされ、パワハラ被害はあくまで加算要件の扱いです。被害・相談者は身も心もズタズタになるのを覚悟で手続きを進めているのが実態です。さすがの厚労省も脳・心疾患の労災認定基準の見直しに着手したようで、労働時間とのセットとした基準を20年ぶりに改めそうです。是非、被害現場を具に見て欲しいものです。パワハラ単独の労災認定が実現するよう頑張ろう!
6月22日厚生労働省が労災における脳・心疾患の基準緩和に着手したことを日本経済新聞、北海道新聞及び朝日新聞が紹介しています。
第37期 札幌パートユニオン組合員 定例学習会 第1回 「最低賃金引き上げを考えよう」 日 時 2021年7月10日(土)15時~ 内 容 基調講演 CUNN(コミュニティ・ユニオン全国ネットワーク) の最低賃金引き上げの取り組み CUNN(コミュニティ・ユニオン全国ネットワーク) 事務局長 岡 本 哲 文 様 (質 疑) ま と め 参 加 事前申込制とします。7月5日(月)までにお申し込み下さい。 報告先 札幌パートユニオン事務局長 山本 功まで TEL011-210-1200 FAX011-206―4400