6月25日、ILO(国際労働機関)はハラスメント禁止条約を発効します。日本では2020年1月に、厚生労働省より「職場のパワーハラスメント防止のための指針」(ガイドライン)が示されました。パワハラの定義をより詳細に明記し、企業の講ずべき措置やパワハラに「該当する例」「該当しない例」などが明らかになったとて自賛しています。しかし労働組合や労働弁護団からは、罰則もなく・事業主の使い勝手が良すぎるものとの批判が挙がり、ILOからも同禁止条約の批准はできないとされています。大企業が大企業が2020年6月から施行、中小企業は2022年4月から施行となります。種々のコロナ対策を理由に、ガイドライン対応が遅れる中、「ろうきん」の労使は国際基準(ILO基準)に合致するハラスメント指針「労働金庫業態におけるあらゆるハラスメント禁止ガイドライン」を作成しました。保護対象は労働金庫と関連団体職員(約1万1千人)に加え、求職者、就活生、ボンティアまでとしています。今日の朝日新聞朝刊に紹介記事が掲載されました。
2021年6月25日の朝日新聞朝刊に掲載された記事のPDFです。
「ろうきん」は各都道府県単位で地域事業所(それぞれ独立した企業)として活動しています。この集合体は全国労働金庫協会(労金協会)で一般企業でいうグループ会社の総本山のようなものです。労働組合も地域事業所毎に組織され、北海道には北海道労働金庫労働組合が組織されています。労働組合の集合体は全国労働金庫労働組合連合会(全労金)で連合加盟の組織です。今回の「労働金庫業態におけるあらゆるハラスメント禁止ガイドライン」は労金協会と全労金の協議により実現したものです。ご都合が宜しければ、学習会の講師としてお招きしたところです。
第37期 札幌パートユニオン組合員 定例学習会 第1回 「最低賃金引き上げを考えよう」 日 時 2021年7月10日(土)15時~ 内 容 基調講演 CUNN(コミュニティ・ユニオン全国ネットワーク) の最低賃金引き上げの取り組み CUNN(コミュニティ・ユニオン全国ネットワーク) 事務局長 岡 本 哲 文 様 (質 疑) ま と め 参 加 事前申込制とします。7月5日(月)までにお申し込み下さい。 報告先 札幌パートユニオン事務局長 山本 功まで TEL011-210-1200 FAX011-206―4400