札幌[パートユニオンは4月23日(土)14時より代議員19名参加のもと第38回定期総会を開催しました。当総会は3月26日開催のところコロナ禍により延期されておりました。冒頭挨拶に立った新野勝昭会長は「コロナ禍の中、格差下で労働者に降りかかる災難はとてつもなく増えている」とし、「その様な中、職場内の問題に相談から解決まで一体的対応を可能とするのは、札幌パートユニオンだけ、労働組合本来の姿であり、絶やしてはならない」としました。そして今こそ当ユニオンの柔軟な行動力を発揮し労働組合本来の姿を追求しょうと檄を発しました。方針案では2022春闘方針、最低賃金全国一律1500円実現の取り組み、反核・平和憲法維持の取り組み、職場の権利確保の取り組み、解雇の金銭解決法案等労働法制改悪阻止の取り組み等が提起されました。また、政治方針案では、昨今の野党共闘の分裂を問題とし、さらには一部野党の右傾化に対する札幌パートユニオンの姿勢を明確にすべきとの意見が出されました。執行部より労働組合が目指すべき社会像は社会民主主義の徹底により実現されるもので、この主張のもと共に行動できる個人・政党を支持したいとし 、CUNNが推薦決定とした社民党も含めて議論していこうとしました。また、今期より山本事務局長が常駐することになり、これまで以上に組合員への情報提供や組合員拡大のための相談業務を強化していきたいとしました。提案議案は満場一致で可決されました。
札幌パートユニオンで13年にわたり会長を担っていただいた新野勝昭さんが今季を以て退任されました。後任には吉崎美恵子副会長(会長代行)が満場一致で選任されました。吉崎新会長は新野前会長との札幌パートユニオン結成時からの共闘に敬意と謝意を表し、実績を好事例として組織拡大・最低賃金改善・労働者の権利確保実現等に組合員総がかりで頑張ろうと挨拶しました。総会終了後、札幌地区ユニオン第24回定期総会参加者も交え、新野前会長を講師として記念講演「闘いの戦いの連続」が開かれました。