2月ユニオン同時アクション         ひょうごユニオンの取り組み

CUNNは3月6日、メール通信NO.2303で「ひょうごユニオン」の2月ユニオン同時アクションの取り組みを紹介しました。2月23日(木・祝日)の街頭宣伝行動に延べ120名の組合員が参加し、「最低賃金1500円」の必要性をアピールしました。以下の通りです。

◎  CUNNメール通信  ◎ N0.2303 2023年3月6日

1.(報告⑧)兵庫/2月ユニオン全国同時アクション
  ひょうごユニオンから寄せられた、2月23日、ひょうごパート春闘アクション
  の取組み報告を添付して送付します。
……………………………………………………………………………………………………………………………………………………

コミュニティ・ユニオン全国ネットワーク  発行責任者:岡本)
〒136-0071江東区亀戸7-8-9松甚ビル2F下町ユニオン内
TEL:03-3638-3369 FAX:03-5626-2423
https://cunn.online  E-mail:shtmch@ybb.ne.jp 

……………………………………………………………………………………………………………………………………………………

ひょうごユニオンが街宣で使用した機材です

 

機関紙「ひょうごユニオン」に掲載された記事(抜粋)です

HyogoUnionNews NO.149 2023年3月1日号

非正規の賃上げなくして労働者全体の賃上げはない

「物価の高騰が続き、生活が苦しくなっている」。こうした声が広がるなかで、今年
の春闘が始まりました。物価の上昇に見合った賃上げを企業が行うかどうか、いつも
以上に春闘の結果が注目されています。
そんな中、ユニオンや自治体で働く非正規公務員らで構成する兵庫県パート・ユニオン
ネットワークは2月23日、パート春闘アクションを開催しました。その日、午前中は
姫路、明石、神戸、尼崎のJR駅前4か所で、「どこでも時給1500 円実現!」
「いますぐ物価高騰に見合った最低賃金の引上げを!」のビラ配布とリレートークで道
行く人々に訴えました。
午後からは三宮東遊園地花時計前に集結し、北は但馬ユニオンをはじめ各地からの報告
をうけた後、元町大丸前まで要求が書かれた横断幕やプラカードを掲げてデモ行進しま
した。翌日の朝日新聞には、森口知子事務局長の「物価高の影響が大きいのは非正規な
ど弱い立場の人たち。今年は政府も経団連も賃上げを訴えているが、非正規の賃上げを
しないと社会全体の賃金は上がらない」という記事が掲載されました。
今年の春闘は経団連も岸田首相も口をそろえて「賃上げは企業の社会的責務」と言って
います。しかし報道によると、首都圏青年ユニオンや東京東部労組などの「非正規春闘
2023 実行委員会」が、アポを取って経団連に要請書を渡しに行ったところ、入口
には多数の警備員が立ちはだかり、要請書の取り次ぎも拒否し、門前払いをしています。
大手組合ばかりが注目される23春闘ですが、パート・アルバイト・契約社員など、働
く人の多数を占める人たちの賃上げこそが重要となっています。ここを底上げしないか
ぎり、日本社会の少子化は止まりません。
連合は23 春闘要求をベースアッブ3%+定期昇給2%=5%程度の目標をかかげてい
ます。しかし、非正規労働者をはじめ中小企業には「定昇制度なし」(あっても実施し
ない)職場はごまんとあります。トヨタやホンダの自動車大手は、集中回答日を待たず
して満額回答が示され、春闘は事実上終結したとされています。あとは「それぞれの組
合が頑張って」では、春闘という統一闘争は名ばかりといわなくてはなりません。
世界の労働組合が物価高騰のなかでストライキやデモで闘いに起ち上がっている時、連
合は大衆行動も組織せず、霞が関の方を向いて財界や自民党にお願いすることが要求実
現の近道と考えているなら、大いなる勘違いです。労働組合は労働者一人ひとりの切実
な声を聞き、悩みに向き合い、働く者の利益のためにたたかう姿勢を貫いてこそ、労働
組合への信頼も高まります。
岸田内閣はロシアのウクライナ侵攻に乗じて、「台湾有事」を煽り、戦後日本が律して
きた「専守防衛」をかなぐり捨て、敵基地攻撃能力や米中に次ぐ世界第3位の大軍拡予
算を閣議決定し、日本が攻められてもいないのに米国と一緒になって戦争する国へ突き
進んでいます。岸田首相による防衛費増税が明らかになって以降、SNS 上では「#
徴兵制」をワードに、「防衛費増額の次はこれ」「徴兵制も閣議決定で決めるんじゃ
ないか」「今を生きる国民の責任だ」などの言葉が拡散しています。軍拡競争の果てに
いったん戦争が始まれば、終わらせることがいかに難しいかは今のウクライナが如実に
示しているとおりです。
この暴走を食い止めなくてはなりません。そのためにも働く者こそが「職場の、社会の
主人公である」ということを封印されている労働者の自覚を呼び覚まし、労働組合の再
生を図ることが今ほど求められているときはありません。あきらめない、騙されない、
不条理に沈黙しないかぎり、私たちは決して無力ではありません。
共にがんばりましょう。

県内・パート春闘アクションに延べ120名が参加

●明石はJR明石駅前で宣伝行動を11時から始める。この日は明石地労協から川面議
 長 以下10名が、あかし地域ユニオンは6名が参加する。いつものように吉田市会
 議員も 駆けつけてくれる。
 準備は万端である。明石地労協とユニオンの旗が5本並び、一人が最低賃金の引き上
 げを求める大きめのパネルを持つ。用意したチラシとティッシュを配る人は、首から
 パネルをかけて市民に声をかける。そのパネルには「生活守る賃金の引き上げを」
「最低賃金の大幅な引き上げを」「働く者は労働組合に加入を」の文字が並ぶ。
 マイクを握るのはユニオン役員と吉田市会議員の役割である。
 200枚のチラシと約400個のティッ シュを配り終えたら宣伝行動を集約し、
 参加者全員の記念撮影で終了する。(金平)

●阪神は10時半からJR尼崎駅で「最賃今すぐ1500円」を求めるビラ配布を行い
 武庫川ユニオン、ユニオンあしや、自治労臨職評の仲間25人が参加。
 用意したティッシュとチラシ250枚を1時間足らずで配布しました。(塚原)

●神戸はJR 三宮駅前で11 時半から宣伝活動を行いました。神戸ワーカーズユニオ
 ンと神戸地区労の仲間14名が参加しました。物価高騰が続き実質賃金がどんどん下
 落し最低賃金を見直す必要があることや、月給であっても時給に換算して最賃割れし
 ていないかなどをマイクで訴え、ビラを配布しました。
 神戸では3月10~11日にホットラインを予定しており、呼びかけも行いました。
                                                            (石上)

●姫路はJR姫路駅北において10時から、姫路ユニオンとはりまユニオンで最賃引上
 げを求める街頭行動を行いました。昨年10月、兵庫県では最賃は32円アップで
 960円になりましたが、ロシアのウクライナ侵攻により、燃料費、食糧費が世界的
 に高騰し32円のアップは焼け石に水。現在では、燃料費は数10%もの値上げとな
 り、全商品の物価を押し上げています。これまでのように年1回ぐらいに最賃引上げ
 では生活ができなくなっており、年に数回の最賃見直しと、今すぐ時給1,500円
 にと訴えました。                            (森山)

職場の労働相談はこちらへどうぞ!

労働組合結成相談もこちらへどうぞ!

札幌地区ユニオン/札幌パートユニオンへご相談を!

電 話 011—210-1200

FAX 011206-4400

  E-mail:spk-chiku-union@mse.biglobe.ne.jp

労働組合が増えれば職場・地域・世間が良くなる!