11月7日、北海道労働局( 三富則江局長)は、2022(令和4)年に管下17労働基準監督署・支署がトラック、バス及びタクシー・ハイヤーなどの自動車運転者を使用する事業場に対して行った定期監督指導の結果を公表しました。同監督指導は184事業場に実施され、167事業場(90.8%)に 労働基準関係法令違反が認められたとしています。違反事項は、多い順に①労働時間(59.2%)②割増賃金(32.1%)③時間把握(10.9%)となっています。詳細は以下の通りです。
11月7日北海道労働局発表「自動車運転者を使用する事業場に対する令和4年の監督指導状況」
違反事業所の比率が9割を超えるという産業に若者は就職しませんし、親も・先生も勧めはしません。会社は、人手が少ない・荷主提示の単価が低い・等々理由を挙げます。これはキャンペーンとか啓発週間というレベルで解決するものではありません。公労使に加え利用者・家族も含め関係者が一体となって解決する仕組みが必要と強く感じます。