8月4日、労働政策研究・研修機構(JILPT)はメールマガジン労働情報第1890号を配信し 、厚労省が8月1日に公表した外国人技能実習生の実習実施者に対する2022年の監督指導、送検等の結果を紹介しました。主な違反事項は、使用する機械等の安全基準(23.7%)、割増賃金の支払(16.9%)、健診結果についての医師等からの意見聴取(16.1%)等です。また、重大・悪質な労働基準関係法令違反により送検したのは21件と報告しています。詳細は以下の通りです。
●外国人技能実習、7割超の事業場で労働基準関連法令違反/厚労省
厚生労働省は1日、外国人技能実習生の実習実施者に対する2022年の監督指導、送検等
の状況を公表した。労働基準関係法令違反が認められた実習実施者は、監督指導を実施した
9,829事業場のうち7,247事業場(73.7%)。主な違反事項は、使用する機械等
の安全基準(23.7%)、割増賃金の支払(16.9%)、健診結果についての医師等から
の意見聴取(16.1%)など。重大・悪質な労働基準関係法令違反により送検したのは21
件だった件だった。
外国人技能実習生の実習実施者に対する令和4年の監督指導、送検等の状況を公表します
正規の賃金を支払わないことで「人出不足」を憂い、その解消のため低賃金代替労働として外国人技能実習生を「こき使う」悪習をなくさない限りこの実態は改善されません。人の生き死にが起きている事態です。早急に解決に向けた行動を明らかにしていかなくてはなりません。そのためには人です。労働基準行政・監督行政に携わる人を増やさなくてはなりません。担当署員の削減によりどれだけの犠牲者が生じてきたか立法に携わる議員は直視した方が良いです。署員を増員させる予算がないというなら議員を減らしてでも捻出すべきです。また、以前実施していた労災防止指導員制度の外国人労働版を創設して監視体制を強化することです。そして、違反事業者については違反行為の下で稼いだ金は全て没収する、これくらい踏み込んだ決意を示さないと改善はないです。
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