今年10月新宿ゴールデン街の酒場「ひしょう」が閉店しました。店主の佐々木美智子さんは写真家としての活動費を得る目的で1968年に同所で「むささび」を開店したそうです。多くの役者さん、文化人、映画監督、活動家等が通った店だそうで、数々の逸話が残っています。佐々木さんの新宿時代・ブラジル体験・報道写真家等としての活躍ぶりは、NHKが昨年3月9日に逆転人生「美智子、86才 ゴールデン街 伝説の゛マリア゛」として放映しました。佐々木さんは高校時代まで根室で過ごし、函館、札幌を経て22才で上京したそうです。今日11月6日の北海道新聞朝刊・「サタデーどうしん」に「さよなら私のゴールデン街 安酒あおる 語る 殴る 熱い時代の解放区 根室出身佐々木さん 伝説の酒場閉店」とし2面ぶち抜きの特集が掲載されています。是非、ご覧ください。私も、1980年代に何度か界隈をうろついたことがありましたが、世間知らずの青二才にはどこも高嶺の花のような気がして、すごすごと帰ってきた記憶しかありません。