機関紙CUNN54号(2018年8月)です。

CUNNの機関紙54号が配信されましたので掲載します。内容は以下の通りです。

表紙 第30回全国交流集会 東北いわて集会 概要(日時・分科会等)
   ※写真は昨年開催した福岡集会のものです。
2P 新しい仲間   全国一般全国協議会 焼津地域労働組合
3P えひめユニオン井関労働契約法20条裁判原告団「人間らしい生活をめざして控訴審を闘う」
5P よこはまシティユニオン(青い鳥20条裁判・横浜地裁)非常勤職員に対する差別是正を求め
6P きょうとユニオンは、やっとというか、とうとう30歳になりました!
8P 新任あいさつ 新しい運営委員 森本康仁さん(連合熊本ユニオン)

CUNN機関紙第54号(2018年8月)の記事はこちらをクリックして下さい。

地域運動があったろうか?

2018年度の北海道地域最低賃金が25円引上げられ835円に改正することが8月6日の審議会で決定しました。北海道はCランク。Aランク(5都府県)は27円・Bランク(11府県)は26円引き上がるので、現在の格差は更に拡大することになります。そして同日付で発信された連合談話にあるとおり、政府公約である「全国加重平均1,000円」には達せず、改定時給額で2000時間働いたとしても年収200万円に達しない状態(ワーキングプア)もそのままとなります。世論の中には、2002年以降で最も高い引き上げ額であり、道内の非正規労働者3人に1人は賃金引上げとなることを評価する声があります。また10月1日発効としたことは意義があるとの声もあります。しかし、10月1日に賃金が上がってもワーキングプア状態の非正規労働者の数は減るでしょうか。それでも生活保護を受けながら働く非正規労働者は現存します。8月6日の結審を迎えるまでこのような現状に飛び込み議論をしてきた運動が地域にあったかどうか、私自身も含め当事者全てが考える時期に来ています。そう考える折、今朝、19の地方審議会が中央の目安を超える金額で結審したことが報道されました。Bランク1、Cランク5、Dランク13の審議会が1~2円中央の目安を上回る内容で結審したとのことです。どのような議論が交わされたかは今後明らかになるでしょうが中央の目安を上回る議論をしたということに地域労働者の反対は無いはずです。議論において何を重点に議論をするか、地域運動の中で検討する必要があるのではないでしょうか。

中央の目安を上回る最賃引上げで結審した状況を報じる記事はこちらです。