4月27日、労働政策研究・研修機構(JILPT)はメールマガジン労働情報・第1771号で東京都が実施した「パートタイマーに関する実態調査」の内容を配信しました。東京都内の常用雇用者数 30 人以上の 3,000 事業所に勤務するパートタイマー1,928 人へアンケート形式の調査を行ったものです。内容は以下のとおりです。
●パートタイマーのうち約7割は、正社員との間に不合理な待遇差が「ある」/ 東京都調査 東京都は21日、都内の事業所・当該事業所に勤務するパートタイマーを対象とした 「パートタイマーに関する実態調査」結果を発表した。正社員との間に不合理な待遇差が 「ある」と回答した人は69.2%、待遇差があると感じる点は「賞与」(49.6%) が最多、次いで「退職金」(33.7%)、「基本給」(27.4%)など。 事業所に対して、直近5年間に不合理な待遇差をなくすための取組の実施状況を尋ねた ところ、「実施した」(29.6%)、「実施する予定」(11.5%)、「実施してい ない」(23.9%)。具体的な取組は「休暇制度の見直し」(44.5%)、「待遇差 に関する根拠の明確化」(41.7%)など。 東京都が実施した「パートタイマーに関する実態調査」はこちらです。
東京都なりに格差解消に向けた実態調査の取り組みをアピールしたいのでしょうか。今は待遇差の前に、生活していけるかどうかを先に聞いた方が、待遇差を具体的に回答しやすいのではないでしょうか。結構な質問数に回答された「パートタイマー」の皆さんごくろう様でした。