25日、政府主催の「政労使会議」が開催されました。議題は1点「2026年春季労使交渉についての意見交換」です。経済界の重鎮と共に連合会長も出席しています。高市首相は、各労使委員の意見を踏まえて、「賃上げを事業者の皆様に丸投げせず、継続的に賃上げできる 環境を整備する」という政府方針へ理解が得られたとし、「物価上昇に負 けないベースアップの実現」に向けて、労使の代表らに協力を求めたそうです。詳細は今日労働政策研究・研修機構(JILPT)が配信したメールマガジン労働情報/第2110号をご覧ください。要約ではあるものの、どの発言からも「格差是正」を重要・第一とする意見は見られません。今の格差進行をどう食い止めるか、そしてどう是正していくか示さないと、沈没しそうな空気が充満しています。働きながら命絶える人自分が生きるために弱者を踏み台にする人、そして隣の不幸から目をそらすこと、これ等が何の指摘もされない世間を生き抜く姿は正に修羅です。適正配分から格差是正そして地域福祉充実とスムーズに進むよう努力しないかい!
●高市首相「物価上昇に負けないベアを」、2026春季労使交渉について意見交換/ 政労使会議 政府は25日、政労使会議を開催し、2026年春季労使交渉について意見交換を行った。 「総合経済対策」(11月21日、閣議決定)において、物価上昇を上回る賃上げと家計の 実質所得の確保、価格転嫁の徹底、省力化投資促進、重点支援地方交付金等により、企 業の継続的・安定的な賃上げの環境整備を進めるとする方針が示されたことについて、 「政府の「継続的に賃上げできる環境整備」に期待」(経団連)、「企業が継続的かつ 安定的に賃上げできる環境を整えることが政府の役割とする考え方は共通の認識」(連 合)等の意見が示された。 議論を踏まえ首相は、「賃上げを事業者の皆様に丸投げせず、継続的に賃上げできる 環境を整備する」という政府方針への理解が得られたとするとともに、「物価上昇に負 けないベースアップの実現」に向けて、労使の代表らに協力を求めた。 内閣官房ホームぺージ「2026年春季労使交渉に向けた意見交換」 総合経済対策における賃上げのための政府の取組 経団連会長提出資料 連合会長提出資料 首相官邸ウェブサイト