相談現場から-18 面接のときと話が違う⁉

求人誌でこれぞと思う仕事を見つけ、入念に準備をして臨む時は自分の集中力の高揚を感ずるときがあります。そんな時に受け取った採用通知はとても嬉しいのですが、話がちょっと違うのではないかと思うときがあります。中途入社の面接や評価プログラムの中の評価者面接で何度か経験しました。そして結構落ち込んだときもありました。そんな昔を蘇らせるような相談がありました。以下の通りです。

【相談内容】

1.某誌に掲載された募集広告に応募した。
  内容は大学事務職員、正社員、総務経理事務職経験5年以上尚良、給与等法人職員規定
  による・賞与有(昨年実績年間4カ月)、仔細面談、とのこと。
2.早速履歴書・職務経歴書等を作成して応募した。
3.2次面接等を経て採用となった。今年10月1日付採用。
4.10月1日に同日付雇用契約書が交付された。同雇用契約書には試用期間3カ月と記載
  されていた。
5.そして、その間は契約社員待遇とするとされていた。現在は契約社員とし勤務している。
6.面接時には3カ月間の契約社員の件は説明されていない。
7.給与は今月10日に支給だが、額面は面接説明時と異なるのかどうかもわからない。
8.中途入社でせっかく得た正職員の仕事だと思ったのだが、いかがしたものか。

【以下のようにアドバイスしました】

1.正論から言えば、職安法違反。本人が主体的に退職・契約打ち切りを宣言できます。
2.ただ、3カ月間の給与内容や1月1日からの契約更新内容を見て判断しても良いの
  ではないかと思います。
3.その時点で未だに契約社員であれば、組合対応として交渉することをお勧めします。
  結構体力・気力を要します。

多くの面接者の中から選りすぐられて採用となったのでしょう。きっと朗報があります。やっぱり納得がいかないと思えば一度電話してみませんか。

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