10月6日・7日の2日間、盛岡市つなぎ温泉で開催されたCUNN第30回全国交流集会の報告集が送付されましたので掲載します。地元実行委員会が地域諸団体と全国の仲間と創り上げた集会でした。とても魅力的な内容です。6日開催された第30回定期総会特別闘争報告では全国紙でも紹介された裁判闘争の当事者が登壇しました。本報告集では表題のみの記載ですが機会があれば掲載します。
CUNN第30回全国交流集会報告集はこちらに掲載しています。クリックして下さい。
10月6日・7日の2日間、盛岡市つなぎ温泉で開催されたCUNN第30回全国交流集会の報告集が送付されましたので掲載します。地元実行委員会が地域諸団体と全国の仲間と創り上げた集会でした。とても魅力的な内容です。6日開催された第30回定期総会特別闘争報告では全国紙でも紹介された裁判闘争の当事者が登壇しました。本報告集では表題のみの記載ですが機会があれば掲載します。
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札幌パートユニオン機関紙「陽だまり」のNo.180を配信します。内容は以下の通りです。個別労使紛争の対応が企業のみならず行政機関にも違和感を覚えます。政権への忖度が働くのでしょうか?折を見てご報告します。今回の内容は以下の通りです。
【内容】 1P 今年を「安倍政権さよなら」の年に 2P 第35回札幌パートユニオン定期総会のご案内 3P 12/28第34期 第3回定例学習会・札幌地区ユニオン望年の会 4P 札幌地区ユニオン第20期 第2回組織研修会 5P 平和の取り組み 総掛かり行動 6P 2019春季生活闘争石狩地域討論集会/北海道地域ユニオン定期総会 7P オレンジ広場 標的の島 風かたか/沖縄スパイ戦史 8P 公契約条例を目指す札幌市民集会/第2回街頭宣伝行動 9P 職場の問題解決の取り組み 介護施設で3名の組合員整理解雇 10P 日程(これまで、これから) お知らせ 編集後記
札幌パートユニオン陽だまりNO.180はこちらです。クリックして下さい。
今年4月1日より有給休暇5日の取得義務化がスタートします。どのように周知・指導していくか、地方労働局や労働基準監督署などは打ち出していません。そんな中、関係する労働相談がありました。
1.運送会社勤務の正社員のドライバー。 2.今年1月11日採用。33歳。 3.なんと、今日雇用契約書が交付された。 賃金項目に皆勤手当てがある。金額は月額5000円。 4.「但し、有給休暇取得の場合も不支給とする」と記載されている。 5.有給休暇の取得が4月1日から5日取得義務化となるのに違反ではないか。
1.有給休暇の取得妨害行為です。労基法違反なのでご本人指摘のとおり法律違反です。 2.今、労働基準監督署等はこの点について大変関心を持っています。 3.折あらば指導する構えです。匿名申告も受け付けますとのことです。 4.是非、労働基準監督署に申告してください。 5.参考までに、労基法第136条では 「使用者は、第39条第1項から第4項までの規定による有給休暇を取得した 労働者に対して、賃金の減額その他不利益な取扱いをしないようにしなけれ ばならない」と定めています。
1月の下旬から、労働委員会対応や訴訟対応が続く中労働相談が集中しました。それに大雪対策の除雪が続き、体力が消耗しました。更新が中々できませんでした。これから、老体にムチを打ちつつ心をいたわりながら情報更新を続けます。
1月25日、札幌地区ユニオンは連合石狩地協・札幌地区連合会が主催する2019春季生活闘争石狩地域討論集会(札幌市教育文化会館)に2単組10名が参加しました。同討論集会前半は労働弁護団北海道ブロック事務局長の上田絵里弁護士から、「働き方改革法案について」と題した基調講演があり、この度の国会で可決した労働法制改悪の内容について解説がなされました。同弁護士は今回可決した法律も問題であり、職場内の監視と労働者に害のない運用への取り組みは必要であるが、見送りとなった「裁量労働制」の導入は絶対阻止しなくてはならないとしました。2019春季生活闘争方針は連合北海道(杉山事務局長)と連合石狩地協(光崎副事務局長)から説明され、賃上げ目標を4%とすること、36協定締結の職場内徹底等の内容が承認されました。同集会には組合員約50名が参加しました。
2019春闘討論集会終了後、札幌地区ユニオン参加者10名は狸小路5丁目の札幌プラザ2.5に移動し「沖縄スパイ戦史」の鑑賞会に参加しました。札幌地区ユニオンの平和学習会としての取り組みです。この映画は、戦時中に15歳~16歳の少年で組織された部隊「護郷隊」と国体護持のために犠牲となった沖縄島民の被害を生存者の証言と各種記録により明らかにしたものです。いずれも日本陸軍(大本営)の軍命によって強行されたもので、具体的な推進は陸軍中野学校の将校が担っていたとしています。将校は、学校の教員や自治体役員などに扮して潜伏し地元住民を協力者に仕立て上げたとしています。さらに恐ろしいのは、当時このような少年兵部隊の予備組織は日本全国に配備されつつありそれも陸軍中野学校の将校が長年地域に潜伏し作り上げていたつということ、そしてその手引書の内容は現在の自衛隊特殊部隊の規律文書として受け継がれているということです。映画製作に協力を惜しまず、証言をしてくれた元「護郷隊」の少年兵の方、その家族及び被害に遭われた島民の方々の惨状を思えば、いかなる戦争も軍備も肯定してはならないと強く感じました。札幌地区ユニオン参加者終了後意見交流会を開催し、平和への取り組み強化を確認しました。
「沖縄スパイ戦史」のチラシです。本編の鑑賞をお勧めします。是非、見てください。
さっぽろ労働相談センターは本日2018年12月度の相談状況概況を公表しました。間もなく連合北海道札幌地区連合会のホームページにアップされます(リンク先から覗いてください)。その中で2018年の年間(1月から12月)相談概況も公表されました。2018年の相談者数は847人、相談件数は1,253件でした。相談者一人に付き1.5件の相談を寄せたということになります。正社員比率が年々増加しており5割を超える状況です。中でも男性正社員の比率が全体の4割弱と群を抜いています。相談内容では就業規則・雇用契約に関する不利益変更・一方的変更強要に関するものが増え、違法内容も多く含まれています。人手不足とは言いながらも、受注確保のための経費削減のしわ寄せが労働者の「被害」となっています。労務管理は二の次・脱法行為もおかまいなし、といった状況です。このような中今年4月から労働条件通知書の電子化対応が解禁となります。これまで、支店・支社に管理監督者を配置せず、本社・本部からの電子通達のみで労務を管理し、様々なトラブル被害が生じ、相談として寄せられています。連合北海道札幌地区連合会では、労働行政への要請行動の中で、この実態を報告し、労務管理の適正化と厳格化を企業に徹底するように求めてきました。今回の労働条件通知書の電子化解禁は私たちの不安を更に大きくするものです。どんな些細なことでも、記録し、労働相談事例として労働行政に報告しましょう!当、札幌地区ユニオンに相談として寄せていただいても結構です。
北海道地域ユニオンは1月19日16時より第19回定期大会を札幌市内で開催しました。会場には全道各地域ユニオンより代議員36名が参加し、札幌地区ユニオンは石狩地域ユニオンの代議員として6単組14名が参加しました。議案提案では連合本部・地方連合会を起点とする組織拡大方針や2019春闘方針及び2019統一地方選挙闘争方針・参議院選挙の取り組み等が提案され満場一致で可決されました。札幌地区ユニオン山本功書記長は今回の大会をもって北海道地域ユニオン書記次長を退任し、後任には石狩地協光崎副事務局長が選任されました。総会後開催された懇親会では、熊谷代表を筆頭に札幌地区ユニオン参加単組がそれぞれ自己紹介し地域の活動をアピールしました。「締」の挨拶には、北海道日刊スポーツプロモーション労働組合沼倉委員長が立ち、頑張ろう三唱を発し閉会となりました。札幌地区ユニオンは現在も組織拡大に取り組んでいます。今後は、山本書記長が地区ユニオン運動に専念する時間も多くなります。皆さんと共に仲間づくりに励みます。労働組合の原点は対話です。励ましあいであり、共助です。そのためには、組織を挙げて多くの方々を触れ合わなければなりません。より一層労働組合の原点を意識して頑張りましょう!
参加者の総意で団結ガンバロー三唱! この後の懇親会では沼倉北海道日刊スポーツプロモーション労働組合委員長がガンバロー三唱を発しました。
1月16日18時より札幌地区連合会はホテルポールスター札幌で2019年の新年旗開きを開催しました。会場には札幌市秋元市長等多くの来賓がお祝いに駆け付け、加盟組合員や家族も参加し大いに賑わいました。一党独裁政治・圧政下の暴挙に加え度重なる自然災害が発生した北海道を連合組合員の総力で明るくしていこうとの太田会長の挨拶で開幕した同会は参加者350名が最後まで歓談に努め新年の抱負を確認しました。また、恒例の新規結成組合への組合旗贈呈では札幌地区ユニオンから2組合が登壇し万来の喝采を浴びました。札幌地区ユニオンからは総勢10組合24名が参加しました。これから、2019春闘、札幌地区ユニオン21回定期総会及び労働法制改悪反対闘争・加盟組合の争議支援行動等多くの課題が控えています。組合員の皆さん今年1年、札幌地区ユニオンの団結の下、頑張ろう!
「従業員の希望や改善提案は一切受け付けない、従業員は黙って働けば良い」こういう事業者が未だにいます。特に起業したてや本業の好調をテコに異業種に進出する事業者に良く見られます。ただ、度が過ぎる事業者には従業員が大変迷惑します。そんな相談です。
1.デイサービス事業所に勤務する正社員。 2.正社員は本人を含め3名。介護職2名・マッサージ兼送迎1名。 3.この他パートタイマー10名が勤務している。 2.正社員3名は予てより長時間労働・サービス残業に苦慮していた。 3.色々なところへ相談したところ労働局のあっせん調停を進められた。 4.会社専務にサービス残業についてあっせん調停で整理したいと申し出た。 昨年12月25日のことである。 5.昨日、正社員3名が揃って出勤日であるとろ、専務に呼ばれた。 6.社長・専務・正社員3名で会談した。 7.社長専務は、3人がサービス残業清算に固執するのであれば会社を清算するとした。 そして、本日(1月10日)の勤務終了日を以って解雇し、予告手当は支払うとした。 8.3人から理由は何かと問い質したところ、会社清算のためとしか言わない。 9.このような解雇は成立するのか。
1.解雇権濫用による不当解雇です。 2.解雇理由に合理性はなく成立しません。 3.解雇撤回及び事業継続を求めた団体交渉から始めるべきです。 4.是非労組対応を検討しましょう。加入・結成を検討してください。
自分の不法行為を指摘されたら、それを揉み消すようにして、会社清算・労働者解雇を強行する。このような事業者が福祉の仕事を開業し、私たちの税金から運営費を回収する。何ともやり切れない話です。介護事業者の指導管理は地方自治体の仕事です。解雇を通告された正社員は地方自治体の担当部署へ相談しました。対応した担当者は、利用者から苦情はなく職員定数にも問題はない、特に指導に該当するところはありません、と答えました。介護職に人材が集まらないのはこういうところです。とはいえ、このような事案に悩む方々は是非お電話下さい。自治体の介護担当窓口は労働者より利用者重視です。相談するだけ無駄です。団体交渉で解決するのがベストです。
解雇を告げられた場合ショックです。何をどう反論してよいかわからなくなります。そんなとき、「合理性」という単語を思い浮かべましよう。解雇には「合理性」のある理由が必要です。そのような対応が必要な相談が寄せられました。
1.株式会社経営のサ高住に勤務する介護職員。会社本業は不動産会社。本人勤続は6年目。 2.昨年末から監督認可官庁に相談している。 3.相談案件は、介護保険適用施設としての要件を勤務施設が満たしていないこと。 4.その内容は人員要件や、入所者の預り金の流用等々。 5.また、労働条件についても残業手当の未払いやパワハラ・セクハラの件を相談している。 6.しかし、最近、同僚職員から会社上層部に相談の件が漏れた。 7.早速本人は、昨日、会社上層部(役員)に呼ばれ、今月末日付解雇を通告された。 8.本人が解雇理由を問い質したところ、社内情報の漏洩とだけ言われた。 8.これは公益通報者保護法に反する措置であり、違法ではないか。 ただ、違法とはしても会社とどのように対応するべきか。
1.公益通報者保護法に反する行為であることを考える前に合理性を検討する事。 2.労働契約法第16条は合理的理由の無い解雇を無効としています。こちらの方がシンプル。 3.会社の説明には事実確認も無く具体的行為の指摘もない。 また、解雇を相当とする根拠規定の指摘もない。 4.現段階では合理性が無い。 今、会社に対して、解雇に同意しない、撤回を求める旨を本人から通知すべき。。 5.その上で、労組対応か弁護士対応とすべきです。 6.是非、当組合へご相談下さい。
札幌地区ユニオン/札幌パートユニオンは12月28日に大雪にもめげず年末の取り組みを敢行しました。定例学習会第3回と2018望年の会です。定例学習会では札幌パートユニオン新野会長が通勤災害について講義し、山本事務局長(札幌地区ユニオン書記長)が不当労働行為打破による組合員支援の取り組みを提起しました。この不当労働行為は勤続10年を超す契約社員に対する不利益契約強要の被害は組合があっせん不調を強行したことによるとの虚言に端を発しています。参加した組合員(30名強)は断固戦うことを決意しました。続く2018望年の会では沢山の豪華景品(提供及び早朝5時の買い出し)の争奪戦となったものの、最後まで笑いの絶えない集いとなりました。締めは新野会長の団結ガンバロー三唱となりましたが、本人の卒倒を心配する組合員の悲鳴でお開きとなりました。2019年亥年も皆で・皆を支え、支えられながら頑張りましょう!
学習会では質問が飛び交い、知識ある組合員からの助言が応え、拍手が沸き起こる等、珍しい光景が見られました。
この直後に会長のあわや卒倒か!というシーンが出ます。組合員の悲鳴が、安どの笑いに替わり、拍手・喝采のなか、お開きとなりました。外は大雪でした。