相談現場から-64 相変わらず酷な労働実態 介護現場

制度導入当初から低賃金・残酷労働条件が指摘され、改善されていないのが介護現場です。年末の需要期と人手不足が重なっています。そんな職場からの相談です。

【相談内容です

1.サ高住に勤務する事務職。手が足りないときは手伝うこともままある。
2.所定労働時間は8時半~17時半。休憩は1時間。
3.ところが、通常は8時半に出勤し、19時までは勤務、遅い時はさらに延長。
  人手不足が理由。
4.当然、休憩も1時間の取得は滅多にない。多くて15分。
5.悲しいことに、全てサービス残業。時間管理は出勤簿記入方式。
  全て実時間で記入、確認印は施設長が押印。
6.このサービス残業の改善にはどうすれば良いか。体が辛い。

【つぎのようにアドバイスしました】

1.きつい行政指導または判決による法的拘束力があれば、事業者は従わざるを得ない。
2.行政指導は労基が担当であり、不払残業の申告という方法になる。
3.法的拘束力については、不払残業への裁判手続きによる、判決を得る方法。
4.その他に、労働組合による団体交渉による取り組みもある、一度来館して、進め方を
  相談してはどうか。
5.運営改善は地元自治体の介護保険課あたり。でも、行政指導の結果事業所閉鎖になる
  と居場所がなくなる利用者が出るため、はた目にはかなり腰が引けた対応となってい
  るのが実態。
6.こんな時こそ、まずは正論から主張することが大事。
7.労組が良いと思います。

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