労働政策研究・研修機構(JILPT)は12月1日のメールマガジン労働情報/第1733号で、日本医労連(佐々木悦子委員長、約15万1,000人)がまとめた「2020年度院内保育所実態調査」結果を配信しました。同調査では病院内で働く医療従事者の子どもを預かる院内保育所では、コロナ禍の勤務により、時間外労働が昨年より増加し、約7割の施設で、精神的負担があったことが認められるとしています。詳細は以下のとおりです。
●院内保育所ではコロナ禍で時間外労働が増加/日本医労連調査 病院内で働く医療従事者の子どもを預かる院内保育所では、コロナ禍の勤務により、 時間外労働が昨年より増加した。また、約7割の施設で、精神的負担があったと回答 している―日本医労連(佐々木悦子委員長、約15万1,000人)の「2020年度 院内保育所実態調査」結果から、延長保育などを含めた長時間労働に対応しながら、 コロナ禍の最前線で働く医療従事者を支える院内保育所の状況が明らかとなった。 日本医労連は、医療従事者が子育てをしながら安心して働くことができる環境整備に 向けて、院内保育所の必要性を強調するとともに、保育所職員の処遇改善を求めている。 (JILPT調査部) 「院内保育所ではコロナ禍で時間外労働が増加/日本医労連調査」の詳細はこちら
保育所職員の非正規労働者化は病院内保育所も顕著の様です。保育・介護・医療現場の人件費抑え込み・非正規化はそもそも明確な根拠はなく、ただ一点「コスト削減による小さな政府実現」のために実施されたものです。今が見直しの好機です。