2019年7月に参院選街頭応援演説中の安倍晋三前首相へヤジを発し、道警の警察官に排除された男女2名の裁判が12月24日第13回口頭弁論を以て結審しました。切迫した危険下にあり生命・身体に危険が及ぶ恐れがあったかどうかが争点とされ、道警は与党支持者等からの危害が予見されたとし原告2名は怒号もなく具体的な危険は何もないと主張しました。また、原告はヤジすら飛ばせない社会で、表現の自由が認められるのか、表現の自由は等しく認められるべきと主張しました。判決は2022年3月25日です。
12月24日道警ヤジ排除裁判第13回口頭弁論に関するYahooニュース
ニュース映像等で当時の様子を何点か見ました。贔屓目に見ても「生命・身体」に危険が及ぶ状態にあったという道警主張は無理です。むしろ警察官の強引な引きずるようにして男性を移動させた行為が一番危険に映ります。女性原告に対する女性警察官の付きまといはストーカーそのもので、反安部を標榜する人に対する「狙い撃ち」で市民への威嚇です。安倍政権下では公職によるこのような威嚇行為、そして情報隠蔽・改ざんが頻発しました。森友学園問題は記憶に新しく、丁寧な対応を力説していた新政権も、裁判終結を強行する姿勢には「安部思想」は継承されていると映ります。喋らせない・見せないという国の姿勢に、民主主義の危機を感じます。労働組合活動は民主主義を体現するものです。様々な労働組合活動を通じて民主主義を守り向上させていきましょう!