新聞等に公表された外食大手「すかいらーくホールディングス」の過去の賃金の支払い方について当組合の組合員から質問が相次いでいます。同社では「パートやアルバイトの賃金の支払いを5分単位から1分単位に変える」としていて、「これまで5分未満の労働時間は切り捨ててきたが、その分の賃金を過去2年分支払う」と発表しました。対象者は9万人超、費用は計16億~17億円を見込み、2022年3月末時点の費用は14憶5千万円としています。
同社は取材に対して「5分単位の勤怠管理自体が違法である認識はない」と回答しています。従業員から請求が無かったということでしょうか。勤怠管理をどう認識しようが、カットされた時間の賃金を請求された場合は労基法に照らせば支払い義務は負います。支払い義務があるものを2年分しか払いませんと聞こえるがどうか、という質問もありました。同社の考え方全てを確認したわけではないので、軽率な発言はできませんが、ご兄弟で業務を分担してここまでの会社に育てたのに、公の発言としては残念な内容ではないでしょうか。