札幌地区ユニオンは6月17日(土)に第25期の第1回組織研修会を開催します。これまで5月1日のメーデー大会の行進終了後に実施していましたが今年は分離開催としました。今回の研修会では袴田事件を担当した元裁判官の記録映画「BOX 袴田事件 命とは」の鑑賞と意見交換です。各組合の皆さんには下記の参加要請のご案内を送付させていただきました。振るってご参加下さい。
札幌地区ユニオン 第25期 第1回組織研修会 袴田事件の考証 ~映画「BOX 袴田事件 命とは」鑑賞~ 日夜のご奮闘に心より敬意を表します。札幌地区ユニオンは1998(平成10)年4月 23日に結成されました。昭和終盤から1998(平成10)年にかけ労働者の働き方に 関する法律、特に労働時間規制に関する法律が緩和されています。1日の労働時間の長時 間化と残業手当支給非対象を可能する変形労働時間制はその際たるものです。これ以降、 労基法改悪は政権交代の度に拍車がかかります。最近では賃金直接通貨払いの原則を反古 とする「デジタル通貨」賃金の導入が典型です。 一方、労働者の権利や市民・国民の安全や平等、生命財産を守る権利の毀損は無念と犠牲 を伴い進行しています。何れも経済活動優先、競争力確保そして国家への服従を腹蔵する 感が強く見られます。司法権行使、取り分け取調べ対象となる市民労働者への権利侵害に は国として恥ずべき行為が多見され、密室における司法調査には多くの犠牲が確認されて います。このような中「取り調べの可視化」は急務とされつつも、担当省庁の議論は一向 に進展がありません。 今年3月13日に東京高裁で再審開始が決定され同年同月20日に確定となった静岡県・ 袴田事件の元被告袴田巌さんの今日までの極惨極毒ともいえる57年間が周知の事実とな りつつも「取り調べの可視化」推進の議論は始まりません。 司法権を行使する側に最後の権益を死守する形相が見え、私たち市民・労働者には身近な 恐怖が張り付く感を強く持ちます。 この度、札幌地区ユニオンは下記の次第を以て第1回組織研修会を開催します。 今回の研修会を以て、現在の司法制度に内在する恐怖の全てが把握できるものではありま せんが、当事者となった袴田巌さんの苦闘を以て国家がなし得る恐怖を感じ、今後の行動 の参考にできればと考えております。各構成組織の皆さまに於かれましては、趣旨ご理解 の上、ご参加方宜しくお願い申し上げます。 記 集会名:札幌地区ユニオン 第25期 第1回組織研修会 袴田事件の考証 ~映画「BOX 袴田事件 命とは」鑑賞~ 日 時:2023年6月17日(土)15時~ 場 所:札幌地区ユニオン会議室(ほくろうビル4階) 内 容:⓵映画「BOX 袴田事件 命とは」 鑑賞 ⓶懇親意見交換(軽飲食) 次 第:15時~ 開会・オリエンテーリング 15時10分~ 映画「BOX 袴田事件 命とは」 鑑賞 117分 17時10分~ 弁当付き討論 (若干の酒類の寄付がありましたので配膳します。お召しになる方 の車両運転は厳禁です。) 18時 散開 参 加:事前申込制とします。6月14日(水)までにお申し込み下さい。 報告先:札幌地区ユニオン書記長 山本 功まで TEL011-210-1200 FAX011-206-4400 ※申込書に参加者氏名を記載の上、御送付願います。 以 上