5月19日、労働政策研究・研修機構(JILPT)はメールマガジン労働情報第1868号を配信し、5月18日に厚生労働省が公表した2023年の労働災害発生状況(5月速報値)を紹介しました。以下の通りです。
●労災の死亡者数17.2%減、休業4日以上死傷者数6.9%減/厚労省集計 厚生労働省は18日、2023年の労働災害発生状況(5月速報値)を公表した。 2023年における死亡災害は、死亡者数が188人で前年同期比17.2%減少。 業種別では、建設業55人(同25.7%減)、製造業37人(同28.8%減)、 陸上貨物運送事業35人(同45.8%増)など。 事故の型別では、「墜落・転落」46人(同36.1%減)が最多。 休業4日以上の死傷者数は4万4,976人で、前年同期比6.9%減少。 業種別では、第三次産業の2万8,380人(同5.0%減)が最多。 事故の型別では、「その他」(主に感染症による労働災害)1万3,822人 (同19.2%減)、「転倒」9,576人(同1.2%)など。 5月18日発表「令和5年における労働災害発生状況について(5月速報値)」 厚労省ホームページ「労働災害発生状況」
陸上貨物運送事業の災害増加は人手不足の影響でしょうか。荷主対応は当面行政主導と割り切らない限り、労働条件の改善は見込めないと感じます。仕事は好きでも命を賭してまでとはならないのでは・・・。