札幌地区ユニオン/札幌パートユニオンが10月2日から4日に開設した労働相談ホットライン「10/1~北海道の最低賃金960円 賃金・労働条件 なんでも相談」に5件の相談が寄せられました。周知期間が短く十分な地域行動もできない中、3日間の相談総数9件で最賃関係が半数以上ですからまずまずの反応です。内容は最低賃金以下の時間給設定への対応が3件、本社(首都圏)と同じ仕事の賃金格差対応が2件でした。後段の賃金格差は、同じ業務で同じサービスを同じ値段で提供しているのに、賃金に格差があるというのはやりきれない、政策的に是正すべきではないか、という趣旨でした。企業側からすると人件費の安い地域確保こそ収益メリットとなるのでしょうが、労働者にとっては労働価値の安売強要感は強く抱きます。「本社と同じサービス提供なら本社と同じ賃金要求」/「同一サービス・同一賃金」の考え方もありかなと感じました。