12月23日札幌地区ユニオンは「2024総合労働条件改善の取り組み方針」をテーマとした第3回組織研修会を開催しました。昨年までは「春季生活闘争方針(案)」として開催されていましたが、25回定期総会で事業形態・組織規模・運営形態に多様性が顕著な労組・組合員で構成される札幌地区ユニオンの方針として見直しが必要とされました。今回の研修会はその決議を受けて新たな春闘を見出すことを目的に開催されました。提案に立った山本書記長は、現時点で構成組織・組合員に取り組みが必要とされる課題と改善内容を方針化し、構成組織・組合員がそれぞれのスケジュール感とアレンジを加えて取り組んでいくこと、各自の取り組み内容は札幌地区ユニオン内で開示共有し、支援対策も常に検討していくとしました。提案された改善課題は6項目では、①賃金②雇用安定への取り組み③長時間労働対策➃労働安全衛生⓹雇用不安定事案対策⑥組合員増を挙げ、1月の執行委員会の確認議論を経て、各構成組織へ周知・意見公募を経て2月上旬までには最終案としてまとめたいとしました。山本書記長は、取り組み期間を集中し多くの労働組合が参加する春季生活闘争は多くの成果を残しているし、今の日本の礎となっていることは確か、ただ、参加できない組合員が増えていることも事実であり、議論対象とされない事案が格差として生活の支障となっている。これを機に対話と行動の労働運動継続を意識する必要はあるとしました。約70分間の方針提案の後、1時間程度の質疑・討論を経て、2月の最終方針確定まで、組織内議論を深めることを確認し散開しました。