札幌地区ユニオンは9月28日(土)北海学園大学経済学部 川村雅則教授と石狩市市会議員神代知花子さんを講師に迎え、第2回組織研修会「これでいいのか? 会計年度任用職員制度を検証しよう!」を開催しました。神代さんは現在石狩市議3期目で道内の市議11名と「公務非正規問題自治体議員ネット」を立ち上げ代表世話人を担っており、川村教授は労働経済学者の立場から同ネットの活動をサポートしています。神代市議は石狩市役所の非正規公務員(会計年度任用職員)として働いた経験を持ち、以前から「会計年度任用職員制度」の不合理性を指摘しています。冒頭、札幌地区ユニオン小林幸一代表は私たちの組合員は労働問題の当事者で、解雇・不利益変更等を経験しながら職場に残ることを獲得してきた、誰に対する不合理被害も許されないと大声で主張できるようしっかりと学びたい、と挨拶しました。研修会では川村教授の同制度が抱える不合理性(有期雇用濫用の制度化)の解説を受け神代市議は実体験・職場不合理事例を紹介しました。住民サービス・地域福祉の最前線で職務を全うし地域から頼られる存在となりながらも、常に契約一回目と次回契約未定の処遇には会場から大きな疑問と嘆息が起きました。参加者からの質問が絶えず、残念至極の声もありましたが、15時30分少し前に閉会しました。閉会後も会場内で議論する組合員や場所変えて話し込む組合員も見られ、これまでにない研修を体験できました。川村先生・神代市議ありがとうございました。心より御礼申しげます。そして、またいつか再研修をお願いします。