北海道労働局は7月28日、令和2年度個別労働紛争解決制度の施行状況を公表しました。総合労働相談件数は 41,846 件で、前年度比で 2,909 件増加し過去最多で、労働者からの相談は 22,678 件で最多となっています。民事上の個別労働紛争相談件数では、「いじめ・嫌がらせ」に関する内容が3分の1を占め10年連続最多となっています。報道発表内容は以下をご覧ください。
北海道労働局発表「令和2年度個別労働紛争解決制度の施行状況」
総合労働相談コーナー及び民事上の個別労働紛争に係わる相談内容の何れを見ても「いじめ・嫌がらせ」がトップです。10年連続でこのような状態が続いていますが、雇用身分による労働者間格差の広がりが大問題化した時期と一致している気がします。強者が弱者を貪り続け、弱者が増えると弱者間の格差が生まれる、何とも無限地獄を見ているようです。
合理性の無い格差は被害者に大きな損害と後遺症を残します。格差被害者が刑事事件加害者となることもあります。不合理格差根絶、職場内不合理格差根絶に取り組まないと・・・!