1月18日(土)連合北海道・北海道平和運動フォーラム・北海道農民連盟等7団体は札幌市共済ホールで航空自衛隊千歳基地を補給拠点として活用する日米共同訓練反対集会「日米共同訓練の規模縮小!オスプレイ参加に反対する全道総決起集会」を開催しました。連合北海道杉山会長の日米共同訓練には反対が前提という挨拶の後、東京新聞編集局社会部の半田滋論説兼編集委員による「問題だらけのオスプレイ~強行配備を許さないために~」と題する講演が行われました。半田さんはオスプレイの訓練中の事故等を例に、実務に適さない欠陥が多々認められていること、特に寒冷地では飛行不能になる程の欠陥があること及び米軍関係者も欠陥性能を指摘し認めていることを挙げ、北海道に限らず生活地域で運行する事は認めるへきではないとしました。
今年のノーザンバイパー(米海兵隊の実動訓練)は1月22日~2月8日に北海道大演習場、矢臼別演習場、帯広駐屯地及び航空自衛隊千歳基地で行われる予定です。北海道農民連盟西原正行委員長は居住地帯広の今朝の気温は-18度であるのに、寒冷地に適さないオスプレイが頭上を飛来するのは許しがたいとし全道民の総意で反対しようと団結ガンバロー三唱を呼び掛けました。
同集会に参加した600名の市民・労働組合員等は15時から大通西3丁目まで3梯団に分かれて30分程度のデモ行進をしました。シュプレヒコールに合わせて札幌地区ユニオン参加者10名(内札幌パートユニオン8名)は「北海道にオスプレイはいらない」「日米共同訓練反対!」「オスプレイから酪農を守ろう!」等のアピールをしました。
半田さんは今日の講演で米軍・政府は兎に角、居住地に飛行させるという実績を残していくつもなのだろう、そのことで沖縄の基地負担軽減の名のもとに全国に基地化を進めて行くのではないかと提言したように当組合としては理解しました。とても怖いことであり、自衛隊派遣が国会議論を経ないまま内閣の一任で実施される今日にあっては少しでも・誰でも声を挙げる、できることからやっていくという姿勢が必要と感じました。参加した皆さんご苦労様でした。