政府は、本日、過労死等防止対策推進法に基づき、令和4年版 過労死等防止対策白書(「令和3年度 我が国における過労死等の概要及び政府が過労死等の防止のために講じた施策の状況」)を閣議決定しました。「過労死等防止対策白書」は、過労死等防止対策推進法の第6条に基づき、国会に毎年報告を行う年次報告書です。7回目となる今回の白書の主な内容は以下のとおりです。
1.「過労死等の防止のための対策に関する大綱(令和3年7月30日閣議決定)」 に基づき、新型コロナウイルス感染症やテレワークの影響に関する調査分析等 について報告。 2.長時間労働の削減やメンタルヘルス対策、国民に対する啓発、民間団体の活動に 対する支援など、昨年度の取組を中心とした労働行政機関などの施策の状況につ いて詳細に報告。 3.企業における長時間労働を削減する働き方改革事例やメンタルヘルス対策等、過 労死等防止対策のための取組事例をコラムとして紹介。
厚生労働省は、「過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会」の実現に向け、引き続き過労死等防止対策に取り組む、としています。
公正・公平な社会は健全な労働から生まれます。健全な労働には安全で安心な職場が必須です。職場は規模の大小にかかわらず、心地よい地域を維持するための貴重なインフラ資源です。みんなが健康で長く働き続けられる場所にしましょう。