札幌地区ユニオンは1月30日16時から2021春季生活闘争学習会を開催しました。22期第3回組織研修会を兼ね実施され、前半は「職場の同一労働同一賃金対策」と題する問題提起がなされ、後半は「札幌地区ユニオン2021春季生活闘争方針(案)」が討議されました。いずれも山本書記長から提案され、参加組合員から時間を超過する程の質疑・逆提案が提示されました。「職場の同一労働同一賃金対策」では、同一労働同一賃金が法改正として提示される背景から議論しました。国政が進めた経済雇用対策の失敗による労働者の分断を非正規労働者の処遇改善で修正しようとするのが主旨であり、職場内の討議で法律改正実現を目標に取り組むべきとしました。職場内討議ではガイドラインの内容を身の回りの労働条件と照らし合わせ、交渉事項を整理するところから議論しようと提案されました。後半の「札幌地区ユニオン2021春季生活闘争方針(案)」では、賃金到達水準・同一労働同一賃金への対応、就業規則の正しい運用、職場の安全対策及び社会的労働運動推進行動等が提案されました。賃金到達水準では、全雇用形態統一の賃金到達水準が提案され地域の労働者の実賃金を元に金額を議論しました。参加した19名の組合員は、感染予防のための窓オープン・大型空気清浄機2台フル稼働・ドアオープンの中汗をかきながら議論しました。