9月16日、札幌平和運動フォーラムより「エネルギー基本計画(案)に対する意見公募」の取り組み要請がありました。エネルギー基本計画原案は一般からの意見公募を経て、COP26【11月1日~12日開催】 の前までに閣議決定される見通しとのことです。詳細は以下の発文書をご覧ください。緊急事態宣言下のシルバーウィーク、じっくり読んで投稿してみましょう。
2021年9月16日 札幌平和運動フォーラム発第61号 労働組合委員長 各 級 議 員 各 位 関係団体代表者 札幌平和運動フォーラム 代表幹事 東藤 正明 代表幹事 名古屋 亜美 「エネルギー基本計画(案)に対する意見公募」のとりくみについて 日頃からのご奮闘に心から敬意を表します。 エネルギー基本計画は、経済産業省の資源エネルギーに関する調査会で2020年から議論 され、8月4日、経済産業省審議会で「エネルギー基本計画」の原案が了承されました。原 案では、再生可能エネルギーの割合を36~38%とし、温室効果ガスを46%削減することと していますが、原子力発電については20~22%とこれまでの構成比から変えていません。 政府がカーボンニュートラルを打ち出した以上、過酷事故を起こした原子力政策に頼るの ではなく、省エネや再生可能エネルギー技術の進展を見据えたエネルギー戦略に舵を切り 一刻も早く再生可能エネルギー100%の電源構成を実現すべきです。 エネルギー基本計画原案は、一般からの意見公募を経て、COP26【11月1日~12日開催】 の前までに閣議決定される見通しですが、計画策定に向けた意見公募(パブリックコメン ト)を経済産業省資源エネルギー庁が開始しましたので、組織内外への周知や意見公募の とりくみを要請いたします。 記 1.意見公募(パブリックコメント)へのとりくみ (1)内容:案件番号620221018 「エネルギー基本計画(案)に対する意見の募集について」 エネルギー基本計画(案)に対する意見の募集についての公募サイトはこちらです。 エネルギー基本計画(案)のPDFです。 (2)とりくみ期間:10月4日(月)まで (3)参考:原水禁もキャンペーンに加わっている「ATO4NEN」のサイトに、 パブリックコメントの解説や例文を掲載していますのでご活用願います。 パブリックコメントの解説や例文を掲載しているATO4NENのサイトです。 【参考文例】 ・(L283)ALPS処理水について、風評対策の徹底と原子力規制委員会の認可を前 提に海洋放出を行うこととなっていますが、地元との「合意形成」を盛り込む べきではないでしょうか。 ・(L757)福島第一原発事故の経験から「原子力の安全を最優先」としています が、甚大な被害をもたらす原発を「ゼロ」にすることを「最優先」すべきで あって、その上で必要となる再生可能エネルギー等の建設や法整備を行うような 計画を求めます。 ・(L2225・L2242)放射性廃棄物を発生させたことを「現世代の責任」にしていま すが、原子力政策を進めてきた国と電力会社の責任を「現世代」に転嫁する標記 は極めて遺憾です。これ以上放射性廃棄物を発生させないことが「現世代の責任」 ではないでしょうか。 ・(L2252・L2265)地層処分事業では、「安全確保の考え方」と標記していますが、 地元に対して「安全性を周知」と言えないところが現時点における処分方法の限界 だと思います。技術開発の段階で実施主体を設立することや場所を選定することは 拙速ですし、日本学術会議の提言にあるとおり当面は地上での暫定保管を求めます。 ・(L2325)すでに破綻している核燃料サイクルは断念すべきです。 (4)その他 パブリックコメントは、「原子力政策から再生可能エネルギー100%のエネルギー 政策へと転換すべきである」という趣旨のご意見をお書きください。 また、L2228以降に寿都町や神恵内村の文献調査にかかわる記載、L2153泊・大間 の記載がありますので地域特有の課題を盛り込むなど、工夫してお書きください。 なお、エネルギー基本計画(案)については、上記意見公募サイトから閲覧するこ とができます。 以 上
組合員の方からDVDの差し入れがありました。タイトルは「東京原発」です。2004年3月に劇場公開となった作品です。今、全国民が鑑賞するとエネルギー世論が変わるのではないかと思うくらい面白かったです。シルバーウィーク中にトライしてみてはどうでしょう。このくらい腹の座った知事がいると・・・と思いましたが、周囲は大変でしょうね。